【R-18】めちゃくちゃ簡単にエッチなBL創作小説を書く方法
こんにちは。趣味でエッチなBL小説を書いているうじと申します。
私自身は特別上手いわけでも人気があるわけでもないのですが、細く長く続けてきたので小手先の技術みたいなものはそれなりに身についております。
それがこれから書き始めるぞ! という方の手助けになればいいな、ということで、ぼちぼち書いていきたいと思います。
あくまで私のやり方なので参考までに。
この記事の目的
これを参考にして書き始めたら、なんとなくエッチな小説がそこそこ読めるレベルでなら書けるかも? というのが概ねの目的です。
つい昨日(というか朝方)書いた話がオリジナル・18禁・約5000字のちょうどいい感じのやつなので、これを書くときに使ったあれこれを元に説明できればと思います。
https://novel18.syosetu.com/n1009go/
♡喘ぎとか媚薬とかかなり人を選ぶ内容だと思うので、読めそうなら読んでください。大体こんな感じで仕上がります。(あてはまる性癖は己の好きに応じて替えてください!)
作業工程を分けて執筆に取り組む
いきなり小説を書くと言われても何のことやらだと思うので、書くために必要な作業を分けて一つずつ取り組んでいきましょう。
おおよその流れはこんな感じです。
キャラクターの設定や世界観をなんとなく決める
↓
話の流れをふわっと決める
↓
書きたい(書けそうな)シーンから書いてみる
↓
エロシーンを練る
↓
おおよそ話がつながれば完成!
各工程の詳しい内容は下の項目で書いていきますが、大体こんな感じです。
キャラクターの設定や世界観をなんとなく決める
書くのが長編ファンタジーならゴリゴリに凝ってもいいですが、今回は短いエロ話なのでなんとなくで大丈夫です。
同じ学校の部活の先輩後輩とか、魔法を使うファンタジーな世界で敵同士とか、ざっくりと。
オリジナルの固有名詞は十分な説明がないとノイズになるので(そしてエロい話を読むとき人はそれを求めていないので)少ないほどよいです。もしくは、読み飛ばしても大丈夫な前提で書くのがベターかな。
私の場合は、キャラクターの名前も見分けがつきやすいようにすることが多いです。さらっと読んでると「あれ?これ受けだっけ?攻め?」となるので。
今回は「ロア」と「セオドア」、2文字と4文字なので一目瞭然!(末尾「ア」が被ってるのは微妙ですが)
見た目、語感などのバランスを見てサッと決めちゃいましょう。なんか違うなと思ったら途中で変えればいいので。(実際「セオドア」は最初「セルジオ」でしたが、なんか違うなーと思って変えました)
名前関連は自動作成ツールとか英語名前辞典をざーっと見て決めるくらいでいいかなと思っています。こだわりがなければ使えるものは使いましょう。愛着は後から湧いてきます。
あと、メモ書きとしてキャラクターごとの一人称と二人称を書いておくとブレがなくて便利です。
今回の受けのプロフィールのすべて。
話の流れをふわっと決める
エロ話に起承転結とか序破急とかあんまり要らないです。
ただ、エロで入ってエロで締めると読了率が上がる(途中離脱が減る)気はします。
着地点を決めずに書き始めると終わらないので、ラストは決めておいたほうが書きやすいかな。書き上げやすいイメージとしては、こういうシーンの連続で終わりに近づくな、というポイントをいくつか想像しておくと便利です。
あとエロの場合は、感情の流れとプレイの流れを考えておくといいかな?
ちなみに、かしこさの値が非常に低い今回のプロットを参考までに上げておきます。(これをプロットと呼んでいいのか?)
書きたい(書けそうな)シーンから書いてみる
別に、お行儀よく最初から書く必要はありません。書きたいな〜と気分が乗ったところから書いていきましょう。ラストだけははっきり見えてる!と思うならそこから、まずは2人の見た目や関係を書きたい!と思えばそこから。
私はエロいのを書く時は「このプレイを入れるぞ!」と目標を立てて書くので、例えば騎乗位ならどういう流れで受けが上に乗るのか……とかを考えて書きます。
騎乗位シーン書く→喧嘩のあとかな?と思ったから直前の喧嘩シーン書く→プレイ後の仲直りシーン書く……みたいな。
さっきつくった話の流れのポイントを小さいゴールにして、そこを目指してつないでいくかんじです。
私は受けから見た攻め、攻めから見た受け……どっちも見たいし書きたいので視点を変更しながら進める形式が好きなのですが、これは好みですね。書きやすいなら三人称でも。
エロシーンを練る
初めて書いたエロシーン。なんでか知らんけど5行くらいで終わったりしませんか? 5行はなくても、なんか思ったより短い! になりがち。
他のシーンは削れるだけ削っていいですが、ここは見せ場なので盛りましょう。
エロシーンが短くなる原因として、最中そんなに話さないと動きが単調になりがちがあります。
そんなに話さない問題
めちゃくちゃ言葉責めをするとかじゃないと会話が減ります。会話文が減ると画面がつまらなくなるので、適度に受けに喘いでもらいましょう。
喘ぎも制止するのか、もっととねだるのか、甘えるのか嫌うのか、そういうのが出るセリフにするとGOODです。
逆に会話文が増えすぎてるなと感じたら地の文にねじ込んでしまいます。文章全体がパッと見た時にきれい(不自然がない)と読んでいても違和感が少ないです。適当に調整しましょう。
動き単調問題
それと動きが単調問題。単純な動きだけを追っていると、咥えたり腰振ったりして終わりですからね。これをねちっこくいやらしくするには、細部にピントを合わせましょう。
咥える、と一言で表さずに、唇に触れる、歯に当たる、舌が柔らかい……とより細かいところにズームしていきます。それに、音やにおい、温度、味など五感を思わせるような言葉をつけるととってもえっち♡です。
受けは攻めのモノを咥えた。
よりも
受けはおずおずと舌を伸ばすと攻めの熱いモノに触れた。くちゅ、と濡れた音が響いて、生々しさを感じながら少しずつ受け入れる。咥内を犯す熱量と雄の匂いに、くらくらと目眩がした。
のほうが、文章量も多いしエッチですよね。
「生々しい」はえっちな意味じゃないけどなんとなく雰囲気がある言葉、「咥内」はエロい話で見るなんかえっちな漢字……みたいな語彙を増やして織り交ぜると、えちえちなムードができるかなと思います。
おおよそ話がつながれば完成
ある程度全体のシーンが書けたらそこを繋いで行きます。読んでいて不自然のない程度に。
会話をさせるもよし、回想を挟むもよし。無駄な描写になりそうなら改ページとか視点変更でぶった切りましょう。
文字数が多いとえらいみたいな風潮もなくはないですが、繋ぎのためにイヤイヤ書いた文章を読まされるなら潔く削ってもらったほうがよくないですか? 私はそう思うので削ります。
流して読んでみて話が飛んでなければそれで完成です!
おわりに
めっちゃうまい小説が書きたい人にはアレですが、読みたいエロがない……俺が生み出すしかないのか……? になっている方にはそこそこ使える内容になっているのではないでしょうか? だめ? 参考になれば幸いなのですが。
みんながありとあらゆるエロを書いてくれて、自分が書かなくても読みたいものに溢れた世界になることを祈っています。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。